「伝え方しだい」で人生は思い通り 神トーーク 内容の要約/感想

こんな人にオススメ

・接客業をしている方
・部下がいる人
・仕事がうまく進まない人

この本が伝えたいこと

人に動いて貰うには、相手の「安心感」と自分は価値のある人間なんだという「自己重要感」を満たしてあげれば良い。
安心感を得られる、自分を大切にしてくれる人の周りに人は自然と集まってくるからだ。

内容の要約

まず、人間にはマズロー欲求5段回説がある。

①生理的欲求
②安全の欲求
③所属と愛の欲求
④承認欲求
⑤自己実現の欲求

この ①~⑤で「伝え方」で満たせるものはなにか?

ズバリ、②③④です。
①と⑤に関しては自分自身で満たすものなので伝え方では満たしてあげることができません。
②身と心の安全、③は所属することで安心感を得たいということなので、②③は大きなくくりで「安心したい」という欲求。④は自分は重要な人間なんだという「自己重要感」で、私たちはこの2つを感じたいと思い、また失いたくないとも思っている。

安心感を与えるためには?

②③を満たしてあげれば良い。

・絶対に否定しない
・最後まで話を聞く
・笑顔で挨拶をする
・親身になって耳を傾ける
・相手に好きと伝える
・他人の悪口を言わない

自己重要感を満たすためには?

④を満たしてあげれば良い。

・相手の自己重要感を傷つけない(NGワードの設定)
・相手のことを名前で呼ぶ
・誕生日にさりげなくおめでとうを伝える
・相手の情報を予習する
・褒める→アドバイス→褒める
・怒るときは個別に、褒めるときは皆の前で
・指示するのではなくアドバイスを求める
・相手の良い変化に気づき褒める

感想

本の冒頭に「目的をもって読め」という文章があり、目的を記入する欄が設けてあるのが印象的だった。私たちは何となく気になった本を手に取り、何となくでページを開きがちだ。でも、その”何となく”には「want」が隠されていて、それを明確にすることで自分にとってより有意義な読書になるのだ。今後は目的を明確にした読書を心掛けていこうと思う。
この本は欲求5段回説をもとに何をどう満たすと、どのような心理状態になるのかが書かれている。上司と部下を例に出し、伝え方の違いで受け取り方・反応がどう変わるのかが具体的に書かれているため、非常に分かりやすかった。「伝え方」を工夫するだけで、人を動かすことができ、人生は思い通りになる。


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